水の取替えや、配達、葬儀がある日はお寺へ葬儀用生花を移動したりする。
切花のセリは月・水・金曜日の10時からで、イメージほど早くはない。買参権を持った人だけが参加できるセリで欲しいものを買う。国内、海外からの色々なお花がどんどんセリ落とされていく。
買い足りなかったり、少しだけ欲しいものは仲卸さんで集める。親切で優しく、色々なことに的確にアドバイスしてくれる仲卸さんは大事な存在でもある。
店に帰ったらすぐに水揚げ(お花に水を吸わせる)をする。新聞に包み熱湯に数秒間つけてから冷水に入れる「湯あげ」や水の中で茎を切る「水切り」、茎をたたいて割る「根本割り」など、そのお花にあった下処理を行うことで、花持ちも良くなる。
定期的にお花を入れ替える契約が「生け込み」といわれる。飲食店さんや、美容店さん、病院さんなどがお得意様。
特に月曜日は飲食店さん用に作るお花が多い。それぞれの店の雰囲気や壁紙の色、照明の当たり具合、風水的な場所に気を使いながらお花を生ける。同じデザインや花材を使わないようにするにも工夫が必要だ。
店で生けられない大きなものは現場で作る。バケツや花材、掃除道具を持参して居酒屋さんへ。和風の店なので枝物を多く使って仕上げる。
今日の仕事の整理を始める。明日の段取りやお花の確認をして帳簿をつける。小さい店なのでやることはいっぱい!
川反に向けて出発。数店舗を廻って新しいお花に入れ替える。
店に古いお花を降ろして1日の仕事が終わり。お疲れ様でした!